嫌なこと
全てが嫌になりました。
彼が亡くなったことを知っている友達と久しぶりに会いました。仕事の話ならいいんですが、その後、彼のことを根掘り葉掘り聞いてきました。
彼の死因は何だったのか、過労死だったんじゃないか、司法解剖したのか…まだ彼の動画見てるの?と。挙句の果てに、彼はもっと健康に気を使うべきだったね…と。
まるで亡くなったのは自業自得と言わんばかりで。
さすがに気分が悪くなり、彼のことはもう辛いので聞かないでと言いました。
1年経てば人は立ち直っていると思っているようです。立ち直るって何ですか。
最後は、もう仕事頑張るしかないねって。
きっと私にかける言葉が見つからなかったんだと思います。
今回会う約束をしたのは、友達が頃合いをみて誘ってくれたからですが、私が快諾した時点で、もう悲しみから吹っ切れて前のように元気になっているとでも思ったんでしょうか。
もう面倒なので、その彼女と会うことはないと思います。
あなたは彼の何を知っているの?自分の興味本位で聞くのは止めてほしいと思うけど、大切な人を亡くしたことのない人にはこの苦しみや辛さは全く想像も出来ないんでしょう。
立ち直るまではあと10年はかかるね…って。
そういう言葉ひとつにも、私がナーバスになってるので、敏感に反応してしまうんですよね。
ただ、私も聞かれたくないことは、最初に彼女に伝えておくべきだと学びました。
友達と会う前は母親と言い合いになり、もう全てが嫌になりました。
母親の存在が重いです。ここから逃げ出したい。
何もかもが嫌です。
彼が生きていたらな…助けだしてくれたかな。
やっぱり自分でなんとかするしかないのかな。
彼は何も悪くない。
辛いのは私だけじゃない。わかっているんですが、なんだかやり切れない思いです。